「3年間の感謝」
女子バスケットボール部に入部して約2年が経ち、最後の大会を迎えようとしています。ここに来るまでの道のりは決して簡単な物ではなく、辞めたい、逃げ出したいと思ったことも多くありました。
いざ入部すると、走ることが少しだけ得意なだけで技術は無く、足を引っ張ってばかりだった私は、練習についていくことだけで精一杯でした。
2年前のインターハイ予選で、目標である16がけの舞台に立っている先輩方を見て憧れを持ったことを覚えています。
2年前の6月、チーム丸山が始まり、過去の先輩方が繋いできてくださったベスト32を落としてしまい、最後まで取り返すことができずにベスト64という結果終わってしまいました。その時はチームに対して何もできない自分がすごく不甲斐なかったです。
そして自分たちの代になった時、絶対にこの代でベスト16に行くことを決意して、新チームが始まりました。しかし、私たちには最上級生という自覚や責任感が無く、この代での初めての合宿ではたくさんの方にとても迷惑をかけてしまいました。
自分は1年生を管理する立場なのにも関わらず、まとめることが上手く出来ずに、1年生にもチームにも迷惑をかけ、自分は何のために部活をしているのか分からなくなり、辞めたいと思ったことも何度もありました。もしあの時辞めていたら自分に残るものは何も無かったと思います。止めてくれた親やチームメイトには本当に感謝しています。
公式戦では、リーグ戦で優勝し、良いスタートを切れました。しかし、怪我人が続出し、10人揃っての練習が出来ずに苦しい冬を迎え、新人戦はベスト64という結果で終わってしまいました。個人としてもチームとしても何も出来なかった目黒戦での悔しさを糧にたくさん練習をしました。
4月には関東予選が始まり、ベスト32を取り返したものの、目標であるベスト16の壁は大きく、悔しい思いをしました。
そして迎えたインターハイ予選。ここに来るまでにはチームで何度も話し合い、時にはぶつかり、たくさん練習を積んで来ました。この3年間で学んだ、やり続けることの大切さや仲間を信じることの大切さ、感謝の気持ちをコートの中で表現し、ラストチャンスで絶対にベスト16を掴み取ります。
個性豊かでチームを盛り上げてくれた1年生、どんなに強いことを言ってもここまでついてきてくれた2年生、試合前の大事な時にたくさん練習に来てくださった先輩方、バスケ面でも生活面でも厳しい指導をしていただき、人として成長させてくださったスタッフの方々、毎日たくさんサポートをしてくれた家族。
私たちはたくさんの方に支えていただき、ここまで来ることが出来ました。本当にありがとうございました。
全力で戦い抜いて、関わってくださった全ての方に結果で恩返しします。
最後に3年生、高校生活のほとんどをみんなと過ごして、いざ終わるとなるとすごく寂しいです。
辛い時もきつい練習も乗り越えられたのはみんなのおかげです。本当に毎日ありがとう。最後は笑顔で終われるように絶対にベスト16行こうね！
茂手木
