2025年 最終戦
2025年 完全燃焼で終えることができました。
最後は、地区の中播選抜との試合でした!
みんなバスケに一生懸命で、上手な選手たちでした。シュート、ドリブルなど、各自の持っているスキルは高校生に負けていない選手ばかりで、これからチームが噛み合ってくれば選抜大会に力を発揮し合うと思います。勝ち切って来てほしいです!
前任校と時から毎年、選抜チームの対戦相手に選んでいただき感謝しています。
毎年、選抜経験者の数人が龍野北高校など地域のチームに興味をもってくれているので、しっかり成長させて地区の子どもたちの強さを証明していきたいです!!
今年は中学生の選抜チームと言っても、ほとんどがクラブチームに所属している子たちでした。地域のカーター、オールブラックス、HDCアカデミー、threeBなど、頑張っている子たちが集まっての中播地区選抜を中体連のコーチがまとめておられました。
中学校の部活動が無くなっていく最後の年の子たちになるのかとも思い、感慨深い気持ちになりました。
小学生、中学生はクラブチーム
高校生の部活動は私学、ユースチーム
…この流れになっていますね!
大阪府の状況を目の当たりにして、公立高校バスケ部としてこれから地区の公立高校バスケ部としての活動を考えさせられました。
大阪では私学高校無償化、施設の充実などでも、公立高校を選ぶよりも私学を希望する生徒が多い中、留学生を擁するチームが5チームになるようです。
そして、教員の働き方を見直すための公立高校の部活動時間を制限、部活動の地域移行…
このままでは、昔の郵政民営化のように、教育民営化されていくのではないかと思います。
昨日…
高校バスケ部同級生の仲間たちと恒例の餅つきをしてきました。
毎年、年末に集まって、家族と一緒に餅をついて…美味しいお餅とお酒を楽しんでいます。
部活動の醍醐味って…こんなことだと思います。
最高に楽しい時間であり、一生の仲間たちです。
子どもたちの多くがプロバスケ選手を目指すコースを目指している今、日本バスケ協会としては素晴らしいことですが、子どもたちひとりひとりの人生や日本経済に与える影響は大きいと思います。
私は、高校生たちに…
『バスケットボールで食べていくことはできない』と話をして来ました。
中学生たちには…
『バスケのプロを目指すなら龍野北に来てはいけない。私学に行った方が良い』
ともアドバイスしています。
もし、龍野北高校でバスケしたいなら…
○バスケが大好きになって卒業したい!
○一生を共に生きる仲間と出逢いたい!
…はもちろんですが…
○龍野北高校から有名企業に就職したい!
○バスケを通して人間として成長したい!
…という目標を持って入って来てもらいたいです。
日本のバスケを引っ張っていく選手たちのウインターカップを観戦しました。大きな感動がある試合が多くありました!
しかし、ほとんどの生徒が親元から離れて試合に出ることなく、応援にまわり、日々のいろいろな青春時代や勉学を犠牲にして頑張っているのだと思います。
彼らから見たら、公立高校で部活動をやってきて、卒業後に毎年、餅つきをしているおじさんたちの部活動は…ヌルい遊びなのでしょうか?
これからしばらくは…
バスケットボール指導の醍醐味が変わってくるのかとも思います。
しかし、私が考えるバスケットボール指導の醍醐味は『餅つきとお酒』です。同級生たちは、経営者、公務員、大企業役員…バスケのクラブチーム化がこれから一周回って、この醍醐味に気づいていくと信じています。
子どもたちの成長のために、バスケットボールが生かされていけるように来年も良い出逢いと素晴らしい経験を楽しみたいです。